New Longさんの日記

(Web全体に公開)

2017年
05月05日
06:30

徒然(つれづれ)に日本人の中国語を語る

しばしば、書いているが、日本語感覚の中国語のお話。

(1) 「的」の使い過ぎ。
日本語では名詞が連続する際に「の」が必要なので、同じように「的」を使ってしまう。しかし、中国語では名詞の連続で複合名詞として読むことも可能なので、「的」が多くなるような場合では、名詞間の修飾で関係の強い部分では省略する方が自然なことも多い。ただし、「的」を多用しても通じるのは事実、関係の強弱が判りにくくなる場合以外は、まぁ、どうでも良い。逆に省略できないのは動詞やニ音節以上の形容詞の場合だ。中級以上なら、ちゃんと「的」を入れるだろうけども、動詞+名詞を日本語の連体形感覚でつなげたら、修飾関係ではなく、名詞が動詞の目的語になってしまう。

例:
わたしの父母=我父母
台湾人の友達=台湾朋友
わたしの中国人の友達=我的中国朋友

(2) 「是」の使い過ぎ。
たまたま、日本語の「は」「が」と言った主語を表す格助詞と同じ位置で使われるためか、名詞+述語(形容詞など)で「是」を入れない方が良い場合でも入れてしまう。通常、主語+形容詞述語では、名詞+很+形容詞と言う形になり、この「很」は「とても」と言う意味はない(「とても」と言いたい時は他の単語「非常」等を使うか、「很」を強く発音する)。
また、実は名詞述語と言うものがあり、「是」を省略する方が多い(=自然な)言い回しもある。以下にあげる文は全て正しい。
「是」を入れると強調になる場合もあるにはあるが、まぁ~、これもまた(「是」の使い過ぎも)、多用しても通じるのも事実。

例:
我今年20岁。
今天5月5号。
今天晴天。(←これ発音練習しましょう)
这个100日元。
她身高一米六(1m60cm),体重四十五公斤(45kg)。
这位台湾人,我日本人。

(3) 「了」の使い過ぎ。
「了」はあくまでも完了形や変化を表すものであって、過去形「~した」では無い。過去の経験ならば「过」を使うべきだし、過去の事実を述べるだけなら適切な「時期を示す単語や表現」を使えば「了」は不要である。逆に変化や条件を示す場合は未来のことだろうと「了」が必要になる。

例:
我高中修学旅行去过京都、奈良、伊势、志摩。(「去了」でも良いが「去过」の方が多分自然)
如果明天天晴了,咱们去公园观赏紫藤,下雨了,在家聊聊一天吧。

(4) 例えば「在」を英語の in, at の意味で使い過ぎる。
中国語文法で介詞と言うものがあり、英語の前置詞と似たようなもんだと思われているが、実は介詞の多くは動詞の連動式から発展したもの。「在」ならば「(に)あって」「(に)いて」「(に)おいて」などの意味が本来であって、「に」とか「では」と言う日本語の格助詞(場所や時間を表す副詞的な修飾に使う)とは微妙に違う。
他にも接続詞「和」=and と介詞「跟」≒with の混同とかがある(実はネイティブでも混同している)。

例:状況が微妙過ぎて書けない。

(5) 「也」を使う位置がずれる。
これ、日本語の格助詞「も」だと思う人が多いけれども、あくまでも副詞なのです。よって、中国語では、主語や副詞の直後ではなくて、述語(動詞や形容詞)の前に置くものなのです。古語や台湾華語では語気助詞=終助詞でも「也」が使われるけれども、その場合は述語(主に動詞)のあとに続きます。「わたしも」と言う言い回しで、「我也」だけと言うのはあり得ず、必ず動詞、例えば「是」が必要で「我也是」とかになるのです。
で、、、日本語では「も」を使う位置を変える事で、何が重複しているか表せるけれども、中国語では「也」の位置を変えようが正しい位置だろうが日本語のニュアンスどおりにはならない。他の単語を使うとか、前後の文脈で判明するように言回しを変える必要があるのである。

例:これまた、状況が微妙過ぎて書けない。


結局のところ、助詞だのと言うものを含めて単語を一対一で丸暗記したって、役にたたない。単語単語の語法を覚えていかないと外国語は進歩しないのである。

最初の数百語は母国語との対比訳で覚えざるを得ないが、それ以降は修得しようとしている言語での説明(=その国の国語辞書など)を聴いたり読んだりするのが理想である。ただし、ネイティブの説明が必ずしも正しいとは限らないと言うのも承知しておくべきで、時として非ネイティブが苦労して身につけたことの方が正しく解り易かったりすることもある。ネイティブ並みと言われる非ネイティブの説明でさえも、微妙に感覚がずれていることも多々あるのではあるけれどもね。


以上、徒然なるがままに。

コメント

2017年
05月05日
07:32

1: 櫻梅

文法をわきまえた上での話ですが、
最後はたくさんの中国語にふれ、
ニュアンスを身につけることだと思います。
が、そこまで極めないまま使うことが多いので、
日本人的間違いになってしまいますね。

2017年
05月06日
10:21

櫻梅さんの言う通り「文法をわきまえた上での話ですが、」と思います、やはりどれだけ中国語にふれたか?

我父母の的は、付けても付けなくても良いけど一般的に付けないほうが多いです。でもケースバイケースです。強調する場合
她不是你的妈妈 是我的妈妈 怎么会保护你呢?

ただ的を付けると意味が異なる(当然習いますが)
小李阿姨 小李阿姨 日本的公司 日本公司

何せ日本人的中国語は4声と思います。バイトに行ってる工場で朝礼で、スピーチをしなくてはならないのですが、焦りも有って4声のミスから工員の?マークを感じる時が有ります。

なので出来る限りユックリ話そうと思うのですが、うろ覚えの単語など誤魔化す為、早く話すと?マークです。前もって原稿を用意すれば良いのですが、忙しいのでぶっつけ本番 話題にも困るし、中国語でも困っています。

2017年
05月06日
21:19

櫻梅さん:
多くの言回しを聞いたり、読んだりは重要です。
本当は、日本語を介さず、すべて、耳から学び、小説や新聞などから文字でも学ぶと言うのが良いのですが、それでは最初と言うか入門時に時間が掛かりすぎますし、中上級でも専門用語などの履修では非効率です。

もっとも、、、耳からと言っても、思い込みが強いと、上にあげたような単語はよく使われているはずなのに、聞き流して、いざ使うときは自己流(母国語風)になってしまいます。

華人が日本語の格助詞に弱いのも似たような理由でしょう。

2017年
05月06日
21:25

ぬぬ山さん
声調も耳で覚えた単語は案外正しく言えるようです。
間違えるのは覚えきれていない単語とかです。

早口だと通じにくくなるのは事実ですね。

話題が無くて困るのは日本語でも同じ。さらに語彙の少ない外国語じゃ話題を膨らませるのは更に困難ですよね。

2017年
05月08日
19:10

michi来了。

2017年
05月08日
22:34

你来了!

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