New Longさんの日記

(Web全体に公開)

2016年
03月19日
08:53

日本人が間違う中国語「在」「也」

何故か少なからぬ日本人は
介詞の使い方を間違える。
英語の前置詞のように
必須だと思い込むせいかも。

介詞はあくまでも
連用修飾(主に動詞を修飾)としての
役割を付加する場合に使う。

「日本ではxxである」
「日本ではxxが流行っている」
と言うような文では「日本」が主語になり
「xx」は中国語では目的語になるので
“在”と言う介詞を使うのは正しくない。

また“也”は中国語格助詞「も」ではない。
中国語には格助詞と言うものは存在しない。
「も」だと機械的に暗記していると間違う。
あくまでも副詞なので、一般には修飾される
動詞や形容詞など述語に近い位置に置く
(述語が無いと使えない)。

よって、以下のような日本語は
「也」だけを使う表現では
全て同じ中国語になってしまう。

「今月も彼は中国に出張した」
「今月は彼も中国に出張した」
「今月、彼は中国にも出張した」

“他这个月 也去中国出差”
or
“这个月他 也去中国出差”

どちらでも、ほぼ同じ意味で
「彼」に注目する場合には前者
「今年」に注目する場合は後者。
何に対する「も」であるかは、
話題の背景で判断するしかない。

そうそう、この例文は、
連動文になっているのですが
介詞と言うのも
連動文の動詞の使い方が発展して
ひとつの独立した品詞のようになったもの。

だから、介詞「在」も、動詞「在」同様に
必ず「在」に対する主語が必要なのである。

「わたくしはooでxxした」と言うような文で
「わたくしはooにいるときにxxした」と
回りくどく言っても通じる場合に
介詞「在」を使うのである。

コメント

2016年
03月19日
12:12

そうなんですか。目から鱗です!!勉強になりました。

2016年
03月19日
17:41

2: lilian

在。いくつも使いかたが有る分かり難い単語のひとつです。
いつまで経っても頭に入らずでお恥ずかしい限り。
なるほどです。
いつも教えていただきありがとうございます!

2016年
03月20日
00:44

ミカネエさん
中国の方々が、日本語で苦手な文法は何ですか?
以下のようなところじゃ無いですか?

格助詞
例1「に」を使う場合でも「を」を使う。
x 会議を参加する。
理由 日本語では行為の方向を示す時に「に」になるが目的語は「を」として学んでしまうから。
例2「が」と「を」を間違える(目的語の場合)。
x わたくしは新宿が知っている。
理由 一部の知覚動詞(わかる、見える、聞こえる etc)で「が」を使うのを習って、似たような動詞に「が」を使ってしまう。
例3「の」が必要なとき使わず、連体形を使うとき「の」を使う。
理由 中国語の「的」との違いを理解していないため

逆に日本人も格助詞を一対一で訳そうとすると、対応するものが無いので、変な中国語になったりします。

時勢
過去、完了、進行、現在、予定や将来の言回しで語尾が変。
理由 中国語では厳密な時勢表現はないため。
経験を表す“过”、変化や完了を表す“了”、進行を表す“(在)~着(呢)”などもあるにはあるが、これらは時勢と言うより状態であり、いつのことかまでは示さない。

逆に日本人は過去を示すために“了”を使おうとしてしまうが、これは完了や変化であって過去形ではない。

と言うようなことに気付いたり、あと新聞やブログなどの表現を数多く読んでみると、中国語レベルも上がるでしょう。新語だけチェックするのではなく、副詞(还,才,都,也,越など含む)、介詞、接続詞など、軽く見られがちの単語(無くても概要が解るため注意されにくい)の使い方もチェックした方が良いです。これらの使い方がうまくなって、はじめてネイティブ小学校レベルなんです。

2016年
03月20日
00:48

lilianさん
在って、動詞の在から派生した使い方だけなので、文法書にすると、あっちこっちに出てくるかも知れませんが、整理すれば、そんなにも複雑じゃ無いですよ。

2016年
03月20日
15:36

5: lilian

>だから、介詞「在」も、動詞「在」同様に
必ず「在」に対する主語が必要なのである。
「わたくしはooでxxした」と言うような文で
「わたくしはooにいるときにxxした」と
回りくどく言っても通じる場合に
介詞「在」を使うのである。

最後のこの御説明、とても解りやすかったです。
このような解説がしてある参考書ってなかなか無いんです。
やっぱり文法の基礎って大事ですね。
英語だって中学の3年間が一番大事なのと同じで、
中国語、時間が有れば最初からやり直したいなあ。。

2016年
03月21日
11:18

こんな風に丁寧に説明してくださって、感激しいます。

そうなんです。中国の方々はかなり上級者でもこういった癖が抜けません。中国語と日本語の違いから来ているのですね。

いただたアドバイスをもとに、ネイティブ小学生レベルを目指したいと思います。

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